売れる本は売られる本?!
「コーチングのある暮らしが当たり前の世の中に」を目指して、私は日々色々な事に挑戦しているのですが、例えばコミュニケーションスキルを知るカードゲームを開発・販売したり、コーチングスキルを気軽に学べる場所や機会を提供したり…など。
そんな活動の他に、今年は「コミュニケーションを可視化する本」を書こうとしています。可視化する事で、自分を客観視する事ができる。誰に言われなくても、「今私に起こっていることは、これだな」って冷静に理解する事ができる。そんな本を作ろうとしています。
まだまだ、おぼろげながら企画の方向性があるだけで、内容なんて全然具体的になっているわけではありません。これから、たくさん考えて作っていく事になるんですが、市場調査を兼ねて今日はブックオフにぶらりと行って来ました。
巷で売れている最新作が、もうブックオフでたくさん売られていました。書店で気になっていた本が、ここで既に売られている事に驚き、「これは一体何が起きているんだ?」出版業界ってどうなっているんだ?と思ったので、忘備録としてここに書いておこうと思います…。
書店でもamazonでも、「何万部売れています!」なんて呼び込み文句が並んでいるけれど、「売れている本が大量に売られている本」になっている事に、本を出す事ってどういう事なんだろう?と考えてしまいました。
消費されるだけの本
読んで手もとに残す本
何度も読み返す本
鮮度が落ちてしまった本
人生の分岐点を作る本
心のよりどころになる本
分かった気にしてくれる本
眠気を作りだす本
とりあえずもう少しだけ手もとに残しておく本
きれいだからコレクションする本
…などなど。
本には、「知識・情報を得る」「疑似体験する」「感情を動かす」等という、得るモノがある。
それを得てしまったら、「もういらない~!」って処分する。それを責めているわけではなく、出版会社が作る本は、「売れる本」しか作らないと聴きました。その「売れる本」が「すぐ売られる本」になってしまうのだとしたら、どんな本を私は作りたいんだろう?と考える。
せめて、「とりあえずもう少しだけ手もとに残しておく本」を目指したい。
先日、「今日、誰のために生きる?」という、ひすいこたろう×SHOGEN著の本を読んで、SHOGENさんの個展を見てきました。その日はご本人が在廊されており、もちろん、ペンキ画は素晴らしかったのですが、トークが心に突き刺さりました。本も同じで、日本人が忘れかけている心を、思い出させてくれるモノでした。素朴で、今を自分のために生きている、生きるってなんだ?って。ぼぉ~っと生きてんじゃねぇよ!って、チコちゃんに突っ込まれそうだな。
せめて、「消費する本」を目指さない。負けないように頑張ろう。と誓った日。
どんな本が出来るんだろう?楽しみだ。
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