好奇心の芽

2024年のGWは今日まで。
長い人は、10日間の休暇が取れたとか?
私はあまり出かけず、地元イベントの運営に入り熱中症手前で、
ひーひー言いながら、笑いながらの休暇となりました。 

このイベントの後、打上げ会場の居酒屋にいた小学生とのやり取りから、
ちょっと気が付いた事がありました。

その居酒屋は、 私と子達の後ろにすだれを壁に飾り付けて、「夏の涼」を演出していました。
大人はまったく気にかけない壁ですが、子ども達は違いました。
その壁を指して、言いました。

「ねぇねぇ、見て!これホチキスだよね!」

確かに、よく見ると、ホチキスの針ですだれを壁に打ち付けていました。

「あ、ほんとだ!これホチキスだね」

「うん、これさぁ、ホチキスの針を折らないでそのまま刺してるよ!」

「そうだね、そのまま差し込んでるね」

「こんな風に使うんだ!すごい!」と感心する子ども達。

「これ、針がひとつじゃないよ!束でそのまま刺してる!」

「あ、でもこっちは1つだよ」

よく見ると、すだれは束になったホチキスの針で止められている所と、
針一つで止めている部分とがありました。
1つ発見すると、他はどうなっているんだろう?と探し始めます。
そうやって、子ども達は針がどう使われているのか、他はどうなっているのか、
一緒に探して遊び始めました。
誰かの発見を、一緒に膨らまして楽しみ始めています。


これ、会話に例えると面白いなと思うのです。

ホチキスの針が、会話の話題そのものだとします。
針の話をしている時、会話が成立するのは針の話です。
ここで、針の話ではなくホチキスの話に話題を振りたくなる人もいます。


そうなるとどうなるのか。 

すだれが針で止められてる事ではなく、
ホチキスの話題にすり替えられていきます。
そんな状態になる事をよく体験しませんか?


この時、「相手の好奇心のある事をちゃんと聴く」という姿勢でいると、
ホチキスの話題にはならないのではと思います。
お互いに会話している時の好奇心が針にある間は、針の話を探求すると関係性も深まるなと。
好奇心が満たされた時、ホチキスの話題へ自然と移っていくのだと、私は思う。

会話を深める事は、相手を知る事でもあり、
自分を知ってもらう事でもあると思っています。

「好奇心を持ってちゃんと聴く」って、大人になればなるほど、結構難しい。
自分が知っている事、自分が話せる話題に持ち込もう、なんて思考が働く。

相手の話題に、こちらが「好奇心の芽」を芽生えさせ育てたら、
ケンカも争いも少なくなるんじゃないかな。

今この瞬間に、目の前の人がどんな思いで話をしているのか、
どんな事に興味を持っているのか、
何を伝えたいと思っているのか、
そんな好奇心が芽生えたら、その芽を大切に育てたいと思っています。

聴く事は誰にでも出来る事だけれど、 関係性を作っていく聴き方って、
ちょっとコツがあるのかもしれません。


さて、GW明けの今週の金曜日は、共創コーチの仲間とFacebookLIVEの配信をします。
テーマは「コミュニケーションに役立つコーチングとは?」です。

「聴く」という事について、話をする事になる予定です。
LIVEなので、どこに話が着地するかわかりませんが💦
知ると得するコーチングスキルの一つとしてお話します。

お昼14時から10分間。 谷コーチと二人で話ます。お楽しみに!

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■テーマ:コミュニケーションに役立つコーチングとは?

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■日時:5月10日(金)14時00分~14時10分

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■私のFacebookページから配信予定 

https://www.facebook.com/noriko.kumazawa/

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